Motoki's帳面

考えを整理して置いておく場所です。

アスペルガー症候群

僕は昔から周りに「天然ボケ」と言われます。

人が話していることが、頭に入ってこなかったり、話の中で小さなことが引っかかって、人の話が頭に入らなかったりします。そのせいで、話がかみ合わないことがしょっちゅうありまして、結果、「天然」な受け答えを繰り返します。

 

中学生の頃から、この特徴は表面化してきました。

多分、他の小学校からも生徒が集まる中学校では、初めて、全く知らない人と話します。また、コミュニケーション力が大人化し、複雑化していきます。すると、小学生時代より複雑なコミュニケーションでお互いを知り合う必要が出てくるんですね。僕はそこで大きくつまずきました。完全にコミュ障でした。人の話が理解できない。自分の考えが伝えられない。すると、自分に自信がなくなっていき、もっと話せなくなる。そんな悪循環がありました。

 

そのまま、高校、大学、社会人になりました。

幸い、僕には目標を見つけて努力することを楽しみにできる性格がありましたので、勉強や部活、仕事はそこそこ頑張りました。結果が出ると、周りも認めてくれて、それなりの達成感を得ることもありました。でも、コミュ障は全然治らなくて、今でも職場の雑談に入ることが苦手、というか、雑談をする楽しさが、正直わかりません。特に4、5人以上の人とする雑談が苦手です。なぜか、人は雑談する人数が多ければ多いほど、お世辞や上部だけの会話が増えていきます。僕はその上部だけの会話が苦手で、どうしても本当のことを話したいと思ってしまいます。たとえ、その話の対象が自分で、マイナスのことを言われたとしても、その方がお互いを理解できるし、話していて気持ちがいいです。自分のことを悪く言われたら、少しは傷つきますが。。逆に、上部だけの会話で雑談が終了した後は、気持ち悪くなります。「今の会話は、何のために必要だったのか」という思いに駆られます。

 

こんな僕は、この年になってようやく、自分が普通と違うことがわかってきました。

それは理解力であったり、記憶力であったり、興味の範囲だったり、いろいろです。

そして、周りから言われ続ける「天然ボケ」という部分です。

「天然ボケ」って、いい言葉とは思えません。

「ボケ」ってついてるからです。

 

そんな時、この本を読んで、本文に書かれた自己診断をした結果、「医療機関で診断を受けるレベルのアスペルガー障害」である、という結果が出ました。

 

隠れアスペルガーという才能 (ベスト新書)

隠れアスペルガーという才能 (ベスト新書)

 

 僕が「天然」と言われるほど、他人の話を理解できないのは、「いい加減な気持ち」で人の話を聞いているからではなく、アスペルガーの特徴として、「耳からの情報を処理しにくいから」だったのかもしれません。どんなに頑張っても(頑張っている時点でおかしいと気づくべきでしたが)、人と同じように会話できないし、感情もわかないし、人の気持ちが理解できなかったのは、僕の心の持ちかたが問題なのでなく、脳の機能障害なのかもしれないと思いました。そう思うと、心が楽になりました。

 

その次に、こんな僕と結婚して、生活していた妻は、辛かっただろうな、悪かったなと思いました。もし、僕が定型発達者(普通に発達した人)であれば、もっと空気も読めて、失礼な発言もしなかっただろうし、仕事も要領よくこなして、家庭で彼女を気遣ってあげられていたのではないか。そんな考えに頭を占拠されました。

 

今更、何を言っているのか。本当にバカです。

でも、これが僕です。

嘆いていても何もなりません。

僕は離婚するかどうかを決めて、離婚するなら彼女に離婚届を持っていかないといけません。

 

もし、やり直したら、幸わせになれるか?

この問いを、最近はずっと考えています。