Motoki's帳面

考えを整理して置いておく場所です。

理想の夫婦関係

B'zの「Calling」という曲の歌詞に、

「どれだけ離れ 顔が見えなくても 互いに忘れないのは

 必要とし 必要とされていること それがすべて 他には何もいらない」

 

という部分があります。

僕の理想の夫婦関係は、まさにこんな感じでした。

人は、生まれてから、様々な困難があります。

僕は、自分の性格に悩み、両親の不仲に悩み、友達を作ることもあまりせず、孤独を感じて生きてきました。

今でこそ、悩みを仕事や飲み会などで上手く昇華したり、周りとも適度な距離感を保ち、仲良くなり、気持ち良く生活する力がついてきました。

ここまで来るには、山あり谷ありで、自分のダメな所も原因としてありましたが、

それ以上に、僕の運命だったのだろうと思います。

 

人生とは、孤独を抱えて生きていくには、辛いものでした。

それを救ってくれるのが、恋人や、妻だと思っていました。

 

しかし、それは違いました。

人は、皆それぞれで自立し、自分を愛し、自分で自分を支えられて、初めて人を愛し、人を支えられるのだと思います。

 

僕は、恋人や妻に「与えられること」ばかり考えていたのかもしれません。

僕なりに与えているつもりでしたが、それでも、ここまでやったんだから、あなたもこれをしてよ、と言わんばかりに、口をパックリ開けて、愛情を放り込んでくれるのを待っていたのかもしれません。

 

では、どうすればよかったのか。自分の孤独に立ち向かえばよかったです。

その力がなかったとはいえ、逃げれば逃げるほど、現実は追いかけてきて、僕を弱くしていきました。きっと立ち向かえば、僕は少しづつ強くなり、自立した人間になっていたでしょう。

 

こんな自分が、妻との離婚を、果たして判断していいのだろうか。

妻と暮らしながら、自立した人間になり、妻を支えられる人間にはなれないのか。

妻と暮らしながら、妻をもう一度、出会ったころのように好きになることはできないのか。妻も、そんな僕を見て、もう一度愛してくれないのだろうか。

 

まだ結婚する前、僕が友達とオールでカラオケに行くことになり、夜の11時くらいにそのことを彼女に電話しました。たまたま道を歩いていると、知らない女性が数人向かいから歩いてきて、過ぎていきました。その女性の声を聞いて、彼女は「今女の子の声が聞こえた」と不安そういいいました。僕は、「ただの通りすがり」と説明して、彼女を安心させようとしました。僕は、彼女がこんな風に僕を必要としてくれていることに、嬉しさを覚えました。

 

今、自立した人間になることの大切がわかってからは、この時の僕の気持ちは半分正しく、半分間違いだったと思います。人から必要にされて嬉しいのは、自分の事を価値のある存在だと思えない、劣等感を埋めてほしいからだったと、僕の場合は思うからです。一方で、彼女が好きでしたので、好きな人に必要とされている、男としての喜びは、今でも大切にしておきたい、幸せな瞬間でした。

 

自分が一人でも生きていけるけど、それでも人の事を大切にしたい、そんな気持ちになれることが、一人前の人間の愛情の形なのかもしれません。

 

そんな力を持った二人が、結婚する。これが僕の理想の夫婦関係です。