Motoki's帳面

考えを整理して置いておく場所です。

彼女の努力

過去に戻って考える中で、彼女が彼女なりに努力していた日々を思い出しました。

「彼女のペース」を乱すと彼女がキレる。相変わらずそれは無くなりませんでしたが、僕がわざとキレやすい方向に話を持っていきました。

なぜかというと、暖かい、喧嘩のない家庭を築くために、彼女に「自分のペース」を乱されても怒らないようになって欲しかったからです。

僕は、子供が欲しかったです。彼女と、子供と、家族三人か、四人で、楽しく暮らしたかったです。

そのためには、まず僕が彼女と二人でいても楽しく暮らせる関係性になる必要がありました。その次に、彼女が子供に「自分のペース」を乱されても、楽しく生きれるようになる必要があると思いました。子供はいなかったので、後者の確認はできません。だから僕は、僕が彼女に気を使わずに、自然にしていることを、彼女が受け入れるくらいにならないと、彼女は子供も受け入れらない、という判断基準を勝手に作りました。そして、わざと彼女に気を使わずに自然体で振る舞い、それに対して彼女がキレると、僕も「こんなことで怒ってて、子供なんて育てられるのかよ」と思いながら、彼女にキレました。ひどい喧嘩を、何度も何度も、何度も何度も繰り返しました。

「僕の自然にしていること」とは、どんなことか説明することは、なかなか難しいです。

僕は、少し変わった部分が性格にあります。

周りの空気が読めない。具体的に言ってもらわないと理解できない。環境の変化に弱い。人が言われたり、やられたら嫌なことを、自然に理解できずにやってしまう。(逆に、人が他人からされたら嫌なことでも、自分にされても平気なことが沢山あります。)

また、物忘れが多いです。二人の週末の予定を、週初めに言われていても、すぐに忘れます。メモを取り忘れると、忘れたことさえ忘れてます。

こんな僕を、受け入れるなんて、今思えば、難しかったと思います。

難しがらずに、受け入れてくれる人なら良かったとも思います。

そして、今思うと、彼女は僕を受け入れられなくても、子供は受け入れられたのかもしれないと思います。

子供は、真っさらな状態で生まれてきます。ですので、もしかすると、子供は僕ではなく彼女に似て、周りの空気も読めて、利発で、勘が良くて、面白い子供になっていたかもしれません。そして、そんな子供を、彼女は僕以上に大切に思い、僕よりも子供と仲良くなれていたかもしれません。

また、僕らの子供が、例え僕に似て勘が悪く、空気も読めない子供でも、彼女は「自分の子供だから」という理由で、愛していたかもしれません。

全部、たられば的な話で、今更なことばかりです。

でも、これだけは言えます。

僕は、彼女に最後まで、自分なりに気を使ってきました。そんな状態で、彼女と本当に仲良く暮らしていけたのか、僕は疑問です。

いくら自然体の僕を受け入れてほしいと願っても、彼女と暮らし、会社で仕事をし、その中で様々な壁にぶち当たる中で、僕自身が「普通ではない」ことに、僕はだんだんと気がついていきました。「普通」なんて、どこにも基準があるわけではありません。しかし、彼女に普通じゃないと言われ、家族や友人ともギクシャクすることが多く、仕事でも結果は出しますが、なぜか周りと打ち解けにくい状態でした。苦しかったです。しかし、その苦しみの正体は、僕が、僕自身を受け入れずにいたことにありました。僕は、一生懸命頑張っていましたが、一生懸命、本当の僕から逃げていたのです。だから、僕は決して自分を卑下しているわけでは絶対ありません。僕は僕です。このままでいいと思います。しかし、そんな僕を受け入れられない人も、必ず存在します。この僕を受け入れてくれる人たちが、必ずいるのと同じように。このことに気がついてから、付き合う人が変わりました。自分の欲しいものも変わりました。そして、僕は前よりも幸せになれました。

 

僕の両親は、離婚はしていませんが、ずっと不仲でした。今も、時々大きな喧嘩をしているようです。父は、母にものすごく気を使って生活しています。母は、何かの拍子でスイッチが入ると、過去を持ち出し、父に何時間も怒り続けます。

 

僕は、そんな両親を見て、大好きな父と母が、喧嘩することが嫌でたまらなかったです。

 

そんな両親のようにならないために、張った予防線が、「僕が彼女に気を使わずに、自然にしていることを、彼女が受け入れるくらいにならないと、彼女は子供も受け入れらない、という判断基準を勝手に作りました。」という考えでした。しかし、今思うと、彼女は子供は受け入れられたと思います。なんとか世話もしたでしょう。

 

では、僕のことは?

彼女は受け入れられたのでしょうか?

僕が自然体にしていて、彼女は受け入れられなかったのですが、

僕の自然体が、どこまで普通の自然体で、どこから気をつかうべきだったのか、

僕にはわかりません。

それが、離婚届を取りに行けない、一番の理由です。